
投資会社のありあけキャピタルが、地銀の銀行株を売却することで約83億円の利益を見込んでいます。ありあけキャピタルは、米ゴールドマン・サックス証券の元アナリスト、田中克典氏が率いているファンドでもあります。
千葉県の最大手銀行である千葉銀行は、ありあけキャピタルから千葉興業銀行の株の約20%を約200億円で購入することを検討していると、関係者が伝えました。ありあけは、千葉興業銀行の株を117億円で取得していました。
千葉銀行と千葉興業銀行は、株の取得や経営統合に向けた協議を始めることを発表しました。ありあけキャピタルは、地方銀行に投資するファンドで、最近の運用資産は約480億円です。2021年の後半から運用を始めて以来、リターンは300%を超えています。この売却が実現すれば、さらにリターンが増えることになります。
田中氏は、ありあけキャピタルを立ち上げる前に、ゴールドマン・サックスで19年間、日本の銀行を分析する仕事をしていました。最近のインタビューで、彼は「金利のある世界」で地方銀行の成長に賭けていると語りました。
現在、ありあけキャピタルは約10社に投資しており、その中には千葉興業銀行の約20%や山梨中央銀行の約1.53%が含まれています。山梨中央銀行も他の地方銀行と業務提携を計画しているという報道があり、株価が上昇しました。
ありあけキャピタルの広報担当者は、千葉銀行との取引についてはコメントを控えています。
エムズインベストメントの分析
今回のありあけキャピタルの売却は、日銀の金利政策の影響が大きく影響していると見ており…
金利政策は、利上げ方向に向いているものの、日本のCPI(消費者物価指数)を見ると3%前後で推移し30年振りの上昇率やこれからのトランプ大統領の関税政策を考えると株価は世界的に大きく調整する可能性があり、それは日銀の利上げよりも利下げを促しかねない事態になると考えております。
要は、銀行が貸出金利より確実な国債で利回りを得られるのはもう終わりになる可能性が高く地銀株を1番高く売れる時期は今と判断したのではないかと推測しているところであります。



