国債買入れ減額と円の行方…
日銀の資産縮小
今晩は、エムズ・インベストメントファンダメンタルズチームです。
14日、植田日銀総裁は国債買入れ減額の方針を日銀政策決定会合で決定し月間6兆円程度としている長期国債の買い入れを減額する方針を示しました。ただ、政策金利は0-0.1%程度に誘導する金融市場調節方針を維持しました。
我々の印象としては、タカ派なのかハト派なのかどっちつかずのイメージをもってしまい会見を見ていても7月の利上げも少し厳しいのではないかと考えております。ただ、国債の買い入れ減額は必然的に国債の利回りを引き上げ(価格が下がる為)、世の中のマネー供給量を縮小させる為、必然的にマクロで見るとリセッション(景気後退)のフェーズに入ると考えております。
円の行方…
そして、この国債買入れ減額(円建て)は円の供給量を引き下げる効果があることも事実であり、供給量の引き下げは円の相対的価値を引き上げる結果となり、これから利下げへと向かうドルに対しても円高傾向に傾くこととなるのも時間の問題だと考えております。
ただ、政策のトレンドが変わるタイミングというものは最初は、本来向かうべき方向とは逆に動き少してから本来のトレンドに向かうものなので、今はドル円も少し円安につけていますが(158円は許容範囲内)シナリオ通りという感覚でみているところでもあります。
利上げのタイミング
7月の利上げは?
そして、日銀の利上げタイミングについては本来のコンセンサス予想では7月となっておりましたが、私の考えとしては植田総裁の様子を観てていると世論が動くまではギリギリまで緩和の環境を維持する姿勢を見せていると考えておりますので7月から後ズレするのは必至ではないかと観ております。
なお、機関投資家などグローバリストは今、日本国債に売りを仕掛けてきていると考えておりますので、最後の障壁を割った瞬間に一気に下落する可能性は高いと考えております。


