米国と金利

史上初の金利引き上げスピード

こんにちは、M's investmentファンダメンタルズチームです。

今日は、12/31(日)大晦日ですので市場は為替以外はほぼ休場となりトレーダーたちも休暇を取っている頃かと思います。2023年を振り返ると今年のマーケットは『金利』これが凄くキーワードになったかと思います。米国は今までに例を見ないスピードで金利を引き上げコロナショックの際に生じた金融緩和の副作用『インフレ』を抑えようとしました。

当初、FRBパウエル議長はこのインフレを一時的なものとしあまり重要視しておりませんでした。ただ、あまりの強さにインフレに対する見方を修正せざるを得ない状況となり金利を一度に0.75%引き上げるなど異例なまでのスピードの引き上げを始めました。この事により約半年〜1年近くで9.0%近くまで上昇していたインフレ率が年末近辺には3.0%付近まで下落するかたちとなりました。

(米国のインフレ動向)

金利引き上げがもたらす副作用

そして、金利というものは低い時期があれば必ず高い時期もあり共に副作用はついてくるものであります。何故、世の中に金利といものがあるかというと資本効率を上げる為なのは勿論ですが、ボラティリティ(変動率)を作る為でもあると考えております。これは私独自の考え方ではありますが…。

その時、上がってきた金利は必然と銀行の貸し出し金利を引き上げ市場の債権は増えづらい状況となります。その状況から新規貸し出しの比率が返済比率より減少傾向にある為、必然と市場の取引出来高(資金流入量)が下がり資産価値は下がる傾向となります。

この事で、マクロで見るとやはり経済は後退気味となりアナリストらにリセッション(景気後退)入りしたと判断され更にこれが大衆のマインドに埋め込まれ財布の紐が閉まるという連鎖反応を引き起こす結果になると考えております。

2024年世界の動向

金利引き下げ開始?

そして、2024年は23年とは打って変わって世界の経済に1番影響力のある米国金利は引き下げ開始というトレンド転換の節目にあると考えております。米国や欧州など世界全域にもたらした行き過ぎたインフレはやや落ち着きを見せ始め、米国にいたってはインフレ率3.0%(前年比)付近となり米国長期債などの利回りは4.0%をきり始め、住宅着工件数など重要な経済指標は2〜3ヶ月のタイムラグを経て高金利の影響が露呈しはじめました。

このことからも、市場では24年早くて3月、予定通りで6月に米国が利下げに動き始めると考えており、この市場とパウエル議長の認識にずれがあればそれはサプライズとしてマーケットに現れますので、そこは注意すべき材料ではないかとみております。

経済ショックのタイミング

ここからがファンダメンタルズチームの独自の見立てですが、上記でも説明しましたが金利というものはボラティリティ(変動率)を生む為のものであり各国の中央銀行が調整するものであります。これは何を意味するかと言いますと金利を調整するということは市場(マーケット、実態経済含む)のマネー供給量を調整することを指し、関節的に市場の過熱度を調整するものでありコントロールすることにも繋がります。

ボラティリティは副作用として経済ショックを生むことに繋がり、また歴史上の経済ショックというものは引き上げ時期に起こるものではなく利上げ時期の最終段階の時期に金利の天井値が見えた頃、利下げタイミングの話が浮上し投資家達がそれに踊らされ一度株価が上昇した後に利下げ開始時期とあいまって利上げ時期の影響が実態経済で露呈し始めやってくるものであります。

その過熱し過ぎた市場は資産価値のあるものに注ぎ込まれていき資産性のある物は価格が吊り上げられ、やがて買い手は居なくなり実態価値へと戻ろうとします。そのスピードの速度が早過ぎる時に市場は暴落をうみ暴落が恐怖心を誘いメディアが煽って大衆に感染していきます。そして、それは一つの経済ショックとして取り扱われていくものであります。

なので今年は、マーケット全体の下落のタイミングを見極め市場が楽観的に見始めた頃空売りやバリュー株買いなどで凌ぎ次の金融緩和を見極めるタイミングの一年になると考えているところであります。

それでは本日はこの辺で〜〜〜(^^)

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